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仮想化とクラウドを徹底比較、最適な選択のための10のポイント

新しく導入するサーバーを仮想化かそれともクラウドにするべきなのか迷われている皆さんは多いのではないでしょうか。

ここでは仮想化とクラウドの関係性を理解していただけるよう10項目で比較を行い、それぞれのメリット・デメリットを図を使ってわかりやすくお伝えしていきます。
企業の特性に合わせて、仮想化とクラウドどちらを選択するべきか判断するためには、メリットだけではなくデメリットを知ることでどちらが向いているかご検討ください。それぞれの主なデメリットは以下が考えられます。

仮想化の3つのデメリットは、
a.コストが割高になる
b.知識と技術が必要とされる
c.物理(ホスト)サーバーの影響範囲が大きい 

クラウドの5つのデメリットは、
a.通信混雑によるアクセス障害が起こりやすい
b.セキュリティ強度のコントロールが難しい
c.管理・運用管理コストの増大
d.カスタマイズに制限がある
e.ベンダー依存が高い 

そして「仮想化」または「クラウド」のどちらがどんな企業に向いているのかご案内していきます。
どちらを採用すべきか迷っている方の導入前の道しるべとしてご活用いただければ幸いです。

1. 仮想化とクラウドの関係性

仮想化は技術で、クラウドはサービスです。

仮想化とクラウドとは、仮想化は技術であり、クラウドはサービスを指します。ハードウェアやシステムリソースを効率よく利用するための技術が仮想化、その技術を利用しインターネットを介してIT環境を利用するサービスを実現しているのがクラウドです。つまり、クラウドサービスは仮想化技術によって支えられています。

1-1. 仮想化とは、

IT資源を効率よく使うために、仮想化ソフトウェア(ハイパーバイザー)を利用して物理的なリソースを分割する技術です。リソースの無駄を減らす仕組みと言えます。

仮想化とクラウドの比較

たとえば、物理サーバー1台利用するケースでは、配置スペースを準備し、リソースや容量が不足した場合には増設したり、それでも不足する場合にはもう1台物理サーバーの追加が必要です。物理サーバー利用ではリソース利用に限界があり100%リソースを活用することは不可能と言えます。仮想化を行うと、1台のサーバーを仮想化することによって複数のサーバーを稼働させることができ、物理的に台数を減らせるだけでなくリソースを分割利用することによって、無駄を省くことができます。また、利用目的によってはピーク時間が異なるため、リソースをうまく配分することで余剰リソースを減らすことができるため、仮想化によってリソースの最適化が可能になります。

参考:サーバー仮想化のメリットは5つ!本当にメリットになるのか判断しよう

1-2. クラウドとは、

インターネットなどネットワーク通じてサービスが提供されます。ユーザーはネットワーク越しにコンピューターリソースやアプリケーションソフトウエアなどを利用することができます。クラウド提供されたサービスを必要な時に必要な分だけ利用することができるため、ユーザーは物理的な環境を用意する必要ありません。

ひと言でクラウドサービスといってもそのサービスは多岐にわたります。大きく分けて「DaaS」「SaaS」「PaaS」「IaaS」の4種類があります。

クラウドの主な4種類

  • DaaS (ダース:Desktop as a Service):ユーザーにデスクトップ環境をインターネット上で提供するサービスです。
  • SaaS(サース:Software as a Service):ユーザーにソフトウェアをインターネット上で提供するサービスです。
  • PaaS(パース:Platform as a Service):主にプログラムの開発環境やデータベースをインターネット上でエンジニアなどに提供するサービスです。
  • IaaS(アイアース:Infrastructure as a Service:サーバーOSなどハードウェアからインフラまでを提供するサービスです。

クラウドサービスの提供範囲
上記のクラウドサービスを組み合わせて提供されるものもあります。
また、業種を問わず企業もしくは個人に向けてコンピューティング環境を提供しているサービスは「パブリッククラウド」と呼ばれ、それと対比する「プライベートクラウド」は企業/組織が自社専用のクラウド環境を構築し、社内の各部署やグループ会社に提供する形態を指します。

2章では、仮想化とパブリッククラウド(IaaS)を比較しながら特徴をわかりやすく説明します。

2. 仮想化とクラウドの違い10項目

下表で、「仮想化」と「クラウド」を比較し、メリットを明確化していきます。メリットが高い方を太字で記載し、それぞれの詳細を後述します。
仮想化とクラウド10項目比較表

 ※可用性について

2-1. コスト 

仮想化とクラウドでもっとも違うのが、コストと言えます。

仮想化とクラウドのコスト比較

2-1-1.初期費用

仮想化の場合、
初期導入時、物理サーバーを導入し、専用の仮想化ソフトウェアが必要であり、仮想サーバー(ゲスト)のOSやアプリも準備する必要があります。また、物理サーバーを用意し、システムを構築工数がかかるため構築費用がかかります。

クラウドの場合、
クラウドベンダーが提供するサーバーを必要に応じて契約するため、初期費用をおさえることができます。仮想化すると、複数のサーバーを1台のホストに集約することで保有するハードウェアの導入コストを抑えることができます。 

2-1-2.保守

仮想化の場合、
導入時に5年保守などで購入することが一般的で初期費用に含むことが多いと言えます。

クラウドの場合、
1年契約で更新されることが多く、毎年保守費用が必要になりますが、ハードウェアの管理は不要です。

 

2-1-3.運用費

仮想化の場合、
ここでの運用費とは、サーバーを物理的に管理する費用やメンテナンスを指します。

クラウドの場合
設置の必要はなく、メンテナンスは保守に含まれクラウドベンダーが行います。そのため、運用の効率化が高いのはクラウドと言えます。 

初期費用は仮想化が高くなりますが、長期的な利用や利用環境が大きいとトータル費用が高くなるのがクラウドです。

2-2. 構築期間

仮想化とクラウドの構築期間比較

仮想化の場合、
ハードウェアの導入から行うため長くなりがちです。予算化やハードウェアの選定を行い、導入を行ったとしても、ホスト(ハイパーバイザー)の導入後、仮想サーバー(ゲスト)を構築する必要があります。環境によって台数が多い場合などにはゲストを複製ことができるため、仮想サーバーの構築をスピードアップできます。
たとえば、ハードウェア調達期間1ヵ月、ホストおよびゲストのセットアップ1ヵ月といったスピードでも構築期間は2か月に及びます。

クラウドの場合、
ベンダー契約としてIT環境のサービス提供を受けるためハードウェアの調達がなく、構築期間が短いと言えます。自社に必要な準備されたOSを契約して利用ができます。

2-3. 可用性

高い可用性を確保する方法は、冗長化と言えます。

仮想化とクラウドの可用性比較

仮想化ソフトウェアでは
冗長化機能が提供され、サーバーの可用性を高めることができ、可用性を高めるための設計が可能です。この技術を応用すると遠隔地に仮想サーバーを送ることができますので、災害対策(1-8)を行うことができます。

クラウドでの可用性は、
クラウドを正常に使い続けられるかを表すことが多く、サービスによって異なります。ほとんどのクラウドベンダーでは内部的に冗長性を確保しており、ユーザーが意識する必要なく可用性を確保できるケースがありますので、サービスを正確に把握しましょう。クラウドで可用性を高めるとディスクやネットワーク、サーバースペックが高価なものを利用する必要があり、高額なサービスになることがありますので確認が必要です。 

2-4. 拡張性

仮想化とクラウドの拡張性比較

仮想化も拡張性は高いと言えますが、ホストマシンのリソースが枯渇してしまうと、仮想サーバーの拡張ができなります。そのため、十分なリソースを事前に確保する必要があります。しかしながら、リソースを確保しすぎると仮想化の集約のメリットが低くなるため見極めることが重要です。

クラウドでは、
必要に応じて必要な分を拡張できます。拡張にかかる期間や価格などは事前に確認しましょう。

2-5. 統合/リソース分割や調整

仮想化とクラウドの統合/リソース分割比較

仮想化は、
統合のための技術といっても過言ではありません。複数の物理サーバーを統合し、リソースを配分行うことができます。

クラウドでは、
契約を変更するだけで、クラウド サーバーのスペックやリソースを簡単に増減できます。サーバー リソースを見直し、過剰なサーバー リソースを減らすことによってコストの削減ができます。
契約に応じて動的なリソース割り当てをサポートできるサービスもあります。

2-6. ネットワーク環境の柔軟性

仮想化とネットワーク環境比較

仮想化ネットワークでは、
物理的なネットワーク機器を仮想化できるため、ネットワーク構成を含めた様々な変更作業を効率化することができます。例えば、1台の物理ネットワークを分けて複数のネットワークとして利用できます。 

クラウドでは、
サービスで構築済みの提供されているネットワークを利用しますので、柔軟性には乏しいと言えます。

インターネット回線を通じて通信を行いますので、ネットワークへの負荷も大きくなると考えられます。クラウドの活用を行う場合は、ネットワークの見直しを行いましょう。

2-7. セキュリティ対策

仮想化とクラウドのせきぃりてぃ対策比較

仮想化は、
仮想サーバーの導入後、必要なネットワークやセキュリティ設定は従来の作業のままというケースが多く見られます。ファイアウォールの設定やアクセス権限の設定などしっかりと行う必要があります。仮想化ソフトウェアによっては、仮想サーバーを構築する際自動的にファイアウォールやアクセス権の設定を行う機能を持っていますので、検討しましょう。 

クラウドでは、
セキュリティ対策は、サービスに依存します。データに関しては利用者側でのセキュリティ対策が必要になります。一般的には以下のように分けることができますが、クラウド契約時にどのようなセキュリティ対策を提供しているのか、確認する必要があります。

自社とクラウドベンダーのセキュリティ対策範囲

2-8. 災害対策への対応

仮想化とクラウドの災害対策比較

仮想化は、
物理的に違う場所にもう1台仮想サーバーを配置することで、仮想サーバーをカプセル化して簡単にバックアップサートへ移動できる機能があります。災害対策用として遠隔地に代替え環境を準備できます。(2-3.冗長化の図を参照ください) 

クラウドでは、
ベンダーが提供しているデータセンターは、地震や水害、火災などさまざまなリスクを想定して建てられているほか、停電に備えてUPSなどを備え、冗長化も行われているため、強固なシステムと言えます。
ただし、2-7でセキュリティ対策としても触れましたが、最終的なデータの責任はユーザーにありますので、災害対策を行うことをお勧めします。
クラウドサービス開始時にどのように災害対策が提供されているのか、その災害対策はどういったときに利用できるのかを確認しましょう。

2-9. バックアップ/復旧

仮想化とクラウドのバックアップ/復旧比較

仮想化のバックアップは、
仮想サーバーを丸ごとバックアップする方法が提供されていますので、比較的簡単にバックアップおよび復旧ができます。 

クラウドのバックアップは、
企業(ユーザー)側で行う必要があります。クラウドにデータを置いておけばバックアップ必要がないと考えていらっしゃる方も多いのではないかと思いますが、データの最終的な責任はユーザーにあります。

クラウドベンダーによってはバックアップサービスを提供しているところもありますので、契約時に万が一誤ってデータを消してしまった場合復旧ができるのかなどを確認しておきましょう。

※ バックアップについては4章でご紹介していますので、参照ください。

2-10. 専門知識

仮想化とクラウドの専門知識比較

仮想化は、
仮想化ソフトウェアごとに設定方法や使えるサービスが異なるため、各仮想化技術に精通した専門知識が必要とされます。 

クラウドでは、
提供されるクラウドによってネットワーク設定などが異なります。すでに構築済のネットワークを割り当てるため、仮想化と比べるとできることが限られます。クラウドでは基盤側をクラウドベンダーがメンテナンスするためどんどんとアップデートしていくこともあるので、最新状況をチェックする必要があります。

3.仮想化とクラウドのメリットとデメリット

2章で比較したメリット/デメリットについてまとめていきます。

3-1. 仮想化/クラウドのメリット

3-1-1. 仮想化にメリットがあると言える4つ

仮想化メリット4つ

自社で運用を行うため、リソースの利用やネットワークといった環境に応じて柔軟性があると言えます。ただし、ハードウェアにはどうしても容量制限がありますので、ハードウェアの保守期間でどれくらいの容量が必要になるのかを事前に見積もりし追加費用がかからないようにします。
セキュリティ対策は、社内で利用している製品と統一することが可能なため運用管理を統一することができます。バックアップ/復旧では自社でバックアップを行い、いつでも復旧に備えることができますのでいざというときに備えることができます。

3-1-2. クラウドにメリットがあると言える4つ

クラウドメリット4つ

コストでは、初期費用は機材が不要になるため安くなります。しかしながら、データ量が大きくなるとやはり料金もかさむものですので、どのようなデータをクラウドに置くのが良いのかを見極める必要があります。また、コストの中でも保守面ではどうしてもクラウドが高くなりますので、コスト全体を1年ではなくハードウェアの保守金と同様の期間でクラウドも見積もりした上で、どちらを採用すべきか検討すべきです。

バックアップ/復旧ではサービスの提供方法によって違いますので、どのようなサービスなのか事前に確認し、必要に応じてクラウドのサーバーでもバックアップを行い、復旧に備えることが必要です。 

仮想でもクラウドでも、高いスキルが求められる専門知識ですが、
・仮想の場合、さまざまなサイトでナレッジが公開され参考にできる文書があります。
・クラウドの場合、各ベンダーに依存します。
事前に専門知識が不足しているケースではベンダーごとに詳細を調べる必要があり、どのクラウドを採用すべきかでどれだけナレッジが公開されているのか、という点も重要なポイントと言えます。

3-2. 仮想化/クラウドのデメリット 

仮想化/クラウドのそれぞれのデメリットを考えていきます。

3-2-1. 仮想化の3つのデメリット

仮想化3つのデメリット

a. コストが割高になる

メリットでお伝えしたコスト以外にも仮想化を導入すると、仮想化ソフトウェアや仮想マシン管理用ソフトウェア、そして仮想(ゲスト)マシンのOSやソフトウェアを購入する必要があり、ソフトウェアへの支出が増加する可能性があります。大量の仮想マシンを運用する場合、サーバーOSのライセンスは格段に高くなる可能性があります。また、これらが動作するストレージおよび設置場所を用意しなくてはいけないためコストが割高になります。物理サーバーおよび仮想マシンの台数を考慮し、コストメリットを慎重に検討しましょう。

b. 知識と技術が必要とされる

仮想化環境を管理するためには豊富な知識と技術が必要になります。仮想化とは物理サーバーの管理知識だけでは運用できないため、導入する仮想化の専門の知識を有する必要があります。
企業によっては仮想化のために人材を確保することもあり、高度な知識を保有するには時間とコストがかかると考えられます。
企業で人材の確保が難しい場合、専門知識を持つ外部への委託も検討しましょう。 

c. 物理(ホスト)サーバーの影響範囲が大きい

仮想化を行うとハードウェアの依存が高くなります。仮想化環境では、一つのハードウェア上で複数の仮想マシンやアプリケーションが稼働しています。そのため、ハードウェアに障害が発生してしまった場合、そのサーバー上で稼働しているすべてのシステムに影響が出るということになります。仮想化することによってリソースの集約ができますが、物理サーバーの障害に備えて冗長化などの障害対策が必須と言えます。
また、万が一に備え、バックアップを行いましょう。バックアップをすることによって仮想化環境の移行にも備えることができます。

参考:失敗しないシステム移行!これだけは知っておくべきポイントと手順

3-2-2. クラウドの5つのデメリット

クラウド5つのデメリット

a. 通信混雑によるアクセス障害が起こりやすい

データ通信の混雑によってアクセス障害を招く危険があります。これはクラウド活用などのインターネット利用が多くの企業で進められ、ネットワーク回線の負担が増えていることが考えられます。このため、高速な通信が維持できる通信環境の整備も検討しましょう。

b. セキュリティ強度のコントロールが難しい

クラウドのセキュリティ強度は、ベンダーに依存します。クラウドサービスはセキュリティ強度がここ数年で格段に高まっていますが、サービスおよび製品で安全性を保てている場合も、IDやパスワードの管理といった運用管理をしっかり行っていないとセキュリティリスクが発生します。外部からの侵入でデータの漏えいが起きた事例もあります。

参考:クラウドサービス利用上の注意点 – 総務省

c. 管理・運用コストの増大するリスクがある

クラウドの管理・運用は、使用コストが非常に高いサービスがあります。そのため、導入前に検討しているクラウドサービスがどのようなサービスを提供し、費用にどのようなコストが含まれているのかといった提供サービスの範囲を事前に調査をしっかりおこないましょう。自社の規模や用途に合っているかどうか検討が必要です。
また、運用管理費用にはバックアップサービスが含まれていないことがありますので、サービス停止リスクやデータ損失に備えたバックアップ製品の導入を検討しましょう。

d. カスタマイズに制限がある

クラウドは出来上がっているサービス(ネットワークや構成)を利用する形態となるため、カスタマイズできる範囲は非常に少ないと言えます。そのため、既存システムとの連携が出来ないケースもありますので、自社で利用しているシステムと連携できるか事前に確認する必要があります。 

e. ベンダー依存が高い

すべての環境を単一のクラウドベンダーにしてしまうと柔軟性がなくなるだけでなく、大規模なシステム障害がベンダーで発生してしまうとすべてのシステムが停止してしまうリスクがあります。たとえば、システムを再構築するにも企業側で対処できず、復旧にはクラウド事業者側の対応を待つ可能性があります。このような事態に備え、バックアップはベンダーに依存しないところに保存することをお勧めします。

また、万が一、サービス提供元企業が倒産した場合、提供されているサービス自体使えなくなる可能性がありますので、慎重にクラウドベンダーを選択しましょう。 

 

4.デメリット解消のためのバックアップの勧め 

「3-2. デメリット」の「仮想化した環境でハードウェアに障害が発生した場合」や「クラウドベンダーでシステム障害が発生した場合」など、自社でバックアップをすることによってシステム停止時間を最小限におさえ、いざというときに備えることができます。仮想化だけでなく、クラウドも最終的な責任は利用者になるため、バックアップ運用は自社で個別に対応しておくことをお勧めします。 

仮想環境でもクラウド環境でも導入できるバックアップソフトウェア 
Arcserve UDP がお勧め

Arcserve UDP をお勧めする3つの理由

Arcserve UDPをお勧めする3つの理由

1.環境に依存せず、仮想でもクラウドでも利用できる

ハイパーバイザー環境のVMware vSphere、Microsoft Hyper-V、Nutanix AHV の仮想ゲストをエージェントレス(ゲストにモジュールを入れる必要はない)で簡単にバックアップできます。また、クラウド環境 「Amazon」、「Azure」などのサーバーにも導入し、バックアップができます。

[仮想環境のバックアップ]

仮想環境のバックアップ

[クラウド環境のバックアップ]

クラウド環境のバックアップ

※Arcserve UDP クラウドサポート

2.追加費用なく災害対策ができる

バックアップだけでなく、万が一に備えて遠隔地転送、業務継続のために仮想やクラウド環境でサーバーを起動できるため、BCPに備えることができます。

[クラウド上にBCP環境を構築]

クラウド上にBCP環境を構築

参考:Arcserve UDP製品のご紹介

3.豊富な実績と安心サポート

豊富な実績

Arcserve UDPは、さまざまな企業に導入いただいた実績がありお客様事例を参考にしていただくことができます。
[カタログセンター] – [お客様導入事例] をぜひご参照ください。

【事例:仮想環境のバックアップを実現いただいたお客様 

江別市様:Nutanix AHVへのバックアップ アプライアンス導入で運用負荷を軽減

入間市様:新仮想基盤へのバックアップ アプライアンス導入で行政サービスを向上

SB C&S様:流通業務システムのバックアップ性能低下を40%改善し、BCP対策も実現

国際基督教大学様:大学教育を支える仮想化基盤(HCI)でバックアップ運用を大幅に改善

 【事例:クラウドバックアップを実現いただいたお客様 

クレオ様:Arcserveでバックアップサービス提供のリードタイムを約1/5に短縮

日本特殊陶業様:富士通製品との連携で100TBを超えるクラウドバックアップを実現

 安心サポート

Arcserveのサポートは日本人スタッフによる安心サポートで、お客様満足度96%です。

Arcserveサポート満足度

Arcserveでは、お客様の環境に適したソリューションをご提案させていただきます。ご購入前の窓口ジャパンダイレクトへご相談ください。

◆Arcserve ジャパン ダイレクト (購入前のお問い合わせ)

フリーダイヤル: 0120-410-116 
    (平日 9:00~17:30 ※土曜・日曜・祝日・弊社定休日を除きます 

Webフォーム: https://www.arcserve.com/jp/about/contact/call-me/

数年前に医薬品の開発をされているお客様からのバックアップの ご相談がありました。開発中の薬に関するコードが万が一外部に持ち出され、先に世の中に発表されてしまうと、会社の存続に関わるため自社の中でもセキュリティが高いストレージに保管し、また開発途中のデータを消失することが無いようにバックアップを行いたいということでご相談いただき、Arcserve シリーズ製品をオンプレミス環境のバックアップに利用いただいてデータを守っていただいています。このように機密性が高く、インターネット回線の利用に向かないお客様ではクラウド利用を控えていらっしゃいます。お客様にとって最良の方法を見つけご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。

まとめ:「仮想化」や「クラウド」の導入が向いている企業とは

仮想化は、システムを運用するのも自社になるため、技術者の確保が何よりも重要です。そのため、仮想化に精通した人員が確保できる企業に向いています。

「設計の自由度」と「カスタマイズ性の高さ」が最大のメリットであり、豊富な知識と技術を持ち合わせ、初期費用を抑えることができます。自社でシステムを構築するため、既存システムとも連携がしやすく、業務の効率化にも繋がります。 

クラウドは、新しいシステムの導入には初期費用をあまりかけられない、運用管理全体を自社で運用するには技術者が少ない企業に向いていると言えます。クラウドは出来上がっているサービス(ネットワークや構成)を利用できるためです。また外部へアクセスするための高速なネットワーク通信が維持できる環境の整備ができる企業となります。

しかしながら、システム全体をすべてクラウドに集約するということよりも業務やシステムによってクラウドを部分的に利用するハイブリッド環境をお勧めします。クラウドサービスごと使い分けを検討しましょう。

クラウドが適した業務とシステムは、以下の8つが考えられます。
・オンラインストレージ :共有データの保存先としてクラウドストレージ利用
・グループウェア:社内コミュニケーション目的
・勤怠管理システム:タイムカードをクラウド保存
・営業/顧客管理システム、名刺管理システム:顧客情報や商談記録の最新情報の共有目的
・プロジェクト管理システム:進行状況を確認することが可能で進捗状況の可視化がしやすい
・在庫・生産管理システム:製造業や小売、卸売業において運用の手間とコストを抑える
・文書管理システム:請求書や誓約書の管理を行い必要な時にアクセス
・人材管理システム:従業員のスキルや実績などをクラウドで一元管理し分析し活用 

クラウドサービスは、使い分けが必要です。リアルタイム性、機密性が求められるアプリ、ツール、データなどはオンプレミスの物理や仮想化を利用し運用している企業が多いと推察できます。

参考記事:
クラウド移行とオンプレミスのメリット・デメリットを徹底比較!

自社は脱クラウドすべき?企業がオンプレ回帰至る本質的な要因と解決策

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